健康のすすめ『野菜の力~旬のおすすめ野菜とその魅力~(その2)』
いよいよ本格的な暑さを迎えますが、暑いと食欲がなくなり、冷たいものをどうしても摂りがちとなります。しかし、今こそしっかり食べないと秋以降体調を崩す原因となってしまいます。
肉、魚、卵、大豆などのたんぱく質はもちろんですが、ビタミン・ミネラルが豊富でからだの機能を調節してくれる野菜や果物を摂ることもとても重要なのです。
そこで今回は、夏バテ対策におすすめの夏野菜をご紹介いたします。
<ゴーヤ>
元々観賞用として栽培されていましたが、とにかくビタミンCが豊富で苦味が特徴の栄養豊富な野菜であり、一時期ブームにもなりました。
ビタミンCはコラーゲンの生成や鉄分の吸収を助けたり、免疫力を高めてくれたりと、私たちにとって不可欠な栄養素です。ゴーヤのビタミンCは加熱にも強いので、ゴーヤチャンプルーに代表されるように、炒めたり揚げ物にするのに適しており食べやすくもなります。
一方、酢漬けにしても美味しく、保存もきくのでおすすめです。独特の苦味はモモルデシンという成分で、胃腸の粘膜を保護したり、胃腸を刺激して食欲をUPさせる効果が注目されています。また、普通捨ててしまうワタにはビタミンCが果肉の1. 7倍というデータがあり、種に含まれる成分には脂肪燃焼効果があるという研究結果も出されています。
ご家庭でお料理をされる際に、ワタや種を捨てずに召し上がってみるのは如何でしょうか。
<枝豆>
枝豆と言えば、どうしてもビールを連想しがちですが、枝豆にはアルコールを分解する成分が含まれているため、とても利にかなった組み合わせと言えます。
この枝豆、実は未成熟の大豆であり、緑黄色野菜なのです。つまり、大豆と野菜の要素をもった優れもので栄養価が高く、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、食物繊維などが豊富に含まれています。むくみ対策、疲労回復、夏バテ予防はもちろん、筋肉をしっかりとつけながら、脂肪を燃やしてくれるような効果も期待できます。
脂肪がつくのは寒い冬と思われがちですが、甘くて冷たいものを摂ることの多い夏場は油断禁物。糖分の摂り過ぎは中性脂肪の増加につながるので注意したいところです。
枝豆と言っても、黒豆、青豆、茶豆と種類が様々で、黒や紫色に近いものは濃厚な味を呈します。美味しい出回り時期に食べ比べなどを楽しみながら、夏バテ対策するというのも魅力的ではないでしょうか。
<とうもろこし>
とうもろこしは、糖質が多いことで知られていますが、それだけでなく、ビタミンB1、B2、E、カリウム、食物繊維が豊富で、その他疲労回復効果が高いことで知られるアスパラギン酸も含みます。
野菜の中では高カロリーですが、消化吸収が速くエネルギー補給、疲労回復はもちろん、夏バテや幅広い健康対策にも効果が期待できる野菜と言えます。サラダ、スープ、炒め物、揚げ物、ご飯ものなど食べ方は様々ですが、1日に半分から1本程度を目安として間食代わりにするのもおすすめです。
さっぱりとした甘さで、食物繊維を摂りながら健康的にエネルギー補給をすることができます。
夏野菜は、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富で夏バテ対策に効果が期待でき、6月カレンダーでも4つをご紹介しましたが、他にも、なす、きゅうり、トマト、南瓜などが挙げられます。旬の野菜を上手に取り入れ、元気に夏を乗り切りましょう。
6日 | 夕食②「太刀魚の唐揚げゴーヤ味噌かけ」 | |
7日 | 夕食④「七夕流星そうめんゼリー寄せ」 | |
12日 | 夕食③「冬瓜のとろみ煮」 | |
20日 | 朝食②「野菜の牛乳スープ」 | |
24日 | 朝食②「金時豆入りコーンポタージュ」 | |
30日 | 朝食③「コーンとトマトのキッシュ」 |
※詳しくはメニューカレンダーの献立表をご覧ください。