健康のすすめ『栄養と体のつながり』

私たちの体は、食べた物によってつくられています。
現在の日本では、食べたいときに、食べたいものを好きなだけ食べられることが当たり前で、それが豊かな食生活だと思われる傾向があります。しかし、食べるものや量を自由に選択できる現代だからこそ、食生活の乱れや栄養バランスの偏りに注意が必要です。偏った食生活を続けていると体が必要としている栄養素を摂ることができず、健康で豊かな生活からはほど遠くなってしまいます。
心身ともに健康的な体へ導くためには、栄養に関しての知識を少しでも増やし、様々な食材をバランス良く食べることが大切です。今回は、体をつくる栄養素の柱となる三大栄養素に関してご説明させていただきます。

 

たんぱく質:体になくてはならない栄養素

臓器や筋肉はもちろん、皮膚、骨、爪、髪、唾液や血液など、体のあらゆる部分を構成しています。また、体の機能を調整するホルモン、体を守る免疫抗体などの原料にもなります。様々な食品から必要なカロリーを得ていれば、たんぱく質が不足することはまずありません。
たんぱく質は体に貯めておくことが出来ないため、必要以上に摂りすぎると、摂りすぎた分は尿に排泄されます。このとき腎臓に負担をかけて腎障害を起こす危険性が高くなります。逆に不足すると体の中のたんぱく質を分解して不足を補おうとするため免疫機能低下や老化促進に繋がってしまいます。

たんぱく質の多い食材 かつお「たんぱく質の多い食材」
かつお、ぶり、さば、あじ、牛もも肉、豚肩ロース、鶏手羽など

 

脂質:効率的なエネルギー源

細胞膜や血液の構成成分で、体内の水分バランスを保つ働きを担っています。一日に摂る量が総摂取エネルギーの30%を超えるような食生活では、血中コレステロールや血中脂肪の増加を招き、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こすこともあります一方、不足するとエネルギーが不足してしまい、肌荒れや便秘を引き起こすこともあります。また、血管がもろくなることがあるので注意が必要です。

脂質の多い食材 ベーコン「脂質の多い食材」
牛ばら肉、フォアグラ、ベーコン、レバーペースト、牛肩ロースなど

 

炭水化物:体を動かすエネルギー源

ヒトの体内で合成することの出来ないため、食事から摂らなければなりません。 炭水化物は糖類と食物繊維に分類されます。糖質の一種であるブドウ糖は、脳や神経系にとって唯一のエネルギー源で、脳に必要なカロリーは一日に200キロカロリー~300キロカロリーといわれています。糖質が不足すると頭の働きは鈍ってしまい、体力の低下や疲労感を感じやすくなってしまいます。一方、摂りすぎた場合は、中性脂肪となって脂肪細胞に蓄えられます。炭水化物を多く摂る際には、豚肉などに多く含まれるビタミンB1と一緒に摂ると、効率よくエネルギーに変えることが出来ます。

炭水化物が多い食品 芋「炭水化物が多い食品」
穀類、芋、はるさめ、ビーフン、そうめん、豆など

 

また、三大栄養素が機能するために必要な酵素の働きを助ける“ビタミン”と、骨や歯の形成、神経伝達や体内のイオンの調節などを行う“ミネラル”も健康的な体づくりに必要不可欠な栄養素です。

管理栄養士 岸本実華

管理栄養士 岸本実華

『ストークお食事宅配便』では、これらの栄養素や使用野菜量に配慮し、健康的な体づくりをしながら“見て楽しく、食べておいしい”献立になるよう設計しています。少しでも健康を実感していただけるよう、これからも努力して参ります。