健康のすすめ『ヒートショック対策におすすめの食材』

 だんだんと寒い日が増えてくるこの時季、暖かい部屋から寒い浴室やトイレに行く時に思わずブルッと震えてしまう事はないでしょうか。実はその温度差が“ヒートショック”の原因になるといわれています。“ヒートショック”とは、家の中で温度差の大きな場所へ移動した時に血圧が急激に変動することで、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす現象のことです。高血圧や動脈硬化の傾向がある方がその影響を受けやすいといわれており、特に65歳以上の方の発症件数が多くなっています。今回は“ヒートショック”対策として、高血圧や動脈硬化の予防におすすめの食材をご紹介いたします。

 

黒酢

 動脈硬化に繫がりやすい「血流悪化」の原因の一つとして、血液中の血小板が寄せ集まることが挙げられます。黒酢に含まれる“クエン酸”は血小板が集まるのを抑制する作用があることから、血流の改善に役立つといわれている成分です。

 

鯖や鰯などの青魚

 青魚に多く含まれている“EPA”は、ヒトの体内ではほとんど作ることができない必須脂肪酸の一種です。血栓を作りにくくする、赤血球を柔らかくして血液をサラサラにする等の効果が期待されているため、積極的に摂ることで“ヒートショック”予防に役立ちます。

 

ビーツ

 ビーツは「食べる輸血」といわれるほど栄養価が高い野菜のひとつです。ビーツを食べることにより体内で産生される“NO(一酸化窒素)”は、血行を改善する効果や血管をやわらかくする働きがあり、血栓の発生を防ぎ動脈硬化の予防に繫がるといわれています。また、ビーツには“カリウム” も豊富に含まれているため、高血圧予防にも効果的とされています。

 

さつま芋

 さつま芋の皮に多く含まれる“アントシアニン”は、動脈硬化の原因となる活性酸素の働きを抑制する働きがあるといわれています。また、さつま芋は上記でご紹介した“カリウム”や“水溶性食物繊維”も豊富に含まれるため、血圧を下げる効果も期待されています。

 

“ヒートショック”が原因で入浴中に亡くなった方の数は、年間で比較すると交通事故による死亡者数を大きく上回っており、身近にあるリスクとして決して軽視できないものです。上記でご紹介した食材を食べるだけでなく、浴室をあたためておく、お風呂のお湯を熱くし過ぎない、食後の入浴を控える等の対策を心がけ、“ヒートショック”を予防しましょう。

~ヒートショック対策におすすめの11月メニュー~
健康倶楽部

5日 夕食②「さばの里蒸し」
9日 朝食③「さわらのビーツソース」
24日 夕食③「さばの塩焼き」
   朝食③「牛肉のさっぱり黒酢煮」
27日 夕食⑤「大根の紫漬け」   
※詳しくはメニューカレンダーの献立表をご覧ください。

管理栄養士 岸本実華

管理栄養士 岸本実華