健康のすすめ~「野菜をたくさん食べましょう」といわれるワケ~

多くの方が子供の頃に「野菜をたくさん食べましょう」と言われた経験があるのではないでしょうか。なんとなく理解はしていても、なぜ野菜が体に良いのか意識して考える機会は少ないかもしれません。今回は、野菜は体に良いとされる具体的な理由をご紹介させていただきます。

 

野菜に多く含まれる「カリウム」で生活習慣病を予防

 カリウムは体の中の余分な塩分を出し、血圧を下げる効果があります。高血圧は頭痛やめまい、吐き気の他、心疾患や脳血管疾患の原因にもなります。現代人は塩分過多の傾向があるため、カリウムは高血圧であってもそうでなくても積極的に摂っておきたい栄養素です。

 

「抗酸化ビタミン」でがんを予防

 抗酸化ビタミンとは、活性酸素の働きを抑える作用をもつビタミン(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE等)のことです。活性酸素は動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質を作り出す他、がんや老化、免疫機能の低下などを引き起こします。

 

「カルシウム」で骨粗しょう症を予防

 カルシウムといえば牛乳やヨーグルトに多く含まれる栄養素ですが、実は野菜もカルシウムの重要な摂取源です。牛乳だけで1日に必要なカルシウム量を補うためには、毎日1日コップ3杯の牛乳を飲まなければなりません。しかし、野菜や他の食材を組み合わせれば、比較的簡単にカルシウムの摂取目安量を満たすことができます。野菜の中でも特にカルシウムの多い小松菜、青梗菜、水菜がおすすめの食材です。

 

 

最近では手軽に野菜の栄養素が摂取出来るジュースも多くありますが、野菜ジュースは製造過程で加わる高温によりビタミンCが失われており、さらに食物繊維の量も本来の野菜の含有量に比べ著しく少なくなっています。

野菜嫌いな方は億劫に感じるかもしれませんが、日々の生活を健やかに過ごすためにも毎日の食事からしっかりと野菜を摂りましょう。

管理栄養士 岸本実華

管理栄養士 岸本実華