夕食❹の蒸し物は、赤松鯛にすりおろした蕪をのせて蒸し上げた“かぶら蒸し”でございます。松茸の酒蒸しや海老、さつま芋を添えました。山海の味をお楽しみください。
翌朝食❹の焼き物は、鰆に椎茸や葱を加えて作った諸味味噌をのせ、丁寧にじっくり焼き上げました。食感の良い蓮根の入った蟹真丈も格別の脇役です。
夕食❹の揚げ物は、海老とふぐの二種変わり揚げでございます。海老は湯葉で巻いた天婦羅に、ふぐは卵黄を衣にした黄身揚げに仕立てました。この他にさやいんげんと赤ピーマンを添えてあります。
翌朝食❹の蒸し物は、旬を迎えた秋鮭に柚子風味の下味をつけ、やさしく蒸し上げました。八方地で炊いた里芋を添え物に、熱々の銀あんでお召し上がりください。
夕食❹の揚げ物は、「真鱈」の揚げ煮でございます。和風の甘酢あんで仕立てました。人参と大根の煮物や焼き葱と共にご賞味くださいませ。
翌朝食❹の煮物は、いかや白身魚のすり身を使った柚子の香り漂う特製真丈と、太巻き湯葉の炊き合せでございます。彩り野菜を添えてあります。
夕食❹の蒸し物は、やわらかな牛ヒレ肉を柚子風味の味噌床に漬け込み、蒸し物に仕立てました。旬の味覚である舞茸の煮物や、黒胡麻と白胡麻をそれぞれまぶした二色の里芋もお楽しみいただけます。
翌朝食❹の煮物は、白身魚のすり身に牛蒡や人参、葱を混ぜ合せて作ったさつま揚げに、南瓜や焼き茄子を盛り合せました。生姜のきいた煮汁でお召し上がりください。
夕食❹の煮物は、鰤になる一つ手前のわらさのすり身を、葱やとろろとよく混ぜ合せてつみれにし、甘めの煮汁で炊き上げました。添えの野菜も煮汁でじっくり味を含ませてあります。
翌朝食❹の蒸し物は、鶏肉と蕪を炊いてから、色紙湯葉で蒸し上げました。上品なあんでお召し上がりください。京の風情が感じられると思います。
▲